【自分の話し方、気を付けたことありますか?】世界最高の話し方 書評

書籍

僕たちは初めて会った人の印象をどのように決めているのでしょうか?この問いに対してよく使用される「メラビアンの法則」というものをご存じでしょうか?メラビアンの法則とはアメリカの心理学者メラビアンが提唱したもので、話し手が聞き手に与える影響のうち、見た目、しぐさ等の視覚情報が55%、話し方や声の大きさなどの聴覚情報が38%、会話の内容などの言語情報が7%というものです。

「人は見た目が9割」なんて言われたりもするので見た目が大事なのはなんとなく認識している人も多いと思いますが、これによると4割近くを話し方や声の大きさなどの聴覚情報が占めている事が分かります。見た目も大事だけど、話し方もかなり大事。しかも自分自身の話し方を振り返ったことのある人は多くないと思います。というわけでこんな本読みましたんでレビューします!

読んだばかりなので今現在僕自身が劇的に話し上手になったわけではありませんが、おもしろいヒントをたくさんもらえたので、早速少しずつ試していっています。
話し方が変われば印象が変わる。印象が変われば周囲が変わる。周囲が変われば人生が変わる。というわけでいってみましょう!!

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「世界最高の話し方」 父ちゃん超主観的基本情報

総ページ数 258p
父ちゃん読了時間 7日
父ちゃん的読みやすさ 「結構読みやすい」
驚きのお値段 1400円+税
父ちゃん総合評価 4 out of 5 stars (4 / 5 Piggy-Points in Tooltip)

ちょいと仕事が忙しくて(言い訳)読むのに時間がかかってしまいましたが、一つ一つの項目が短いので非常に読みやすいです。しいて言うなら、50個もコツ(本書内では「ルール」)があって、覚えきれません…。すぐに使えそうなものに付箋を貼って、あとから読み返して実践しています。

こんな人に刺さるかも

この本をオススメするのはこんな方々です。

  • 人前で話す機会が多い人
  • 営業職の人
  • 人との会話が苦手な人
  • ほめ方/叱り方に悩んでいる方
  • 人の先頭に立つ立場の人
  • 説得力をつけたい人
  • プレゼンがうまくなりたい人
  • 自分の話し方の印象を変えたい人

そうでない人も、「話し方」という誰にでも当てはまるものなので面白いと思います。うちでは僕が読んだ後に知らん間に嫁さんが読んでました。

他の方の口コミ

みなさんの声を集めてみました。

ざーっと見た感じ、よくない口コミは見つかりませんでした。人それぞれ色んなお気に入り「ルール」を紹介していて、みんな選ぶものが少しずつ違うのが面白いですね。「取り入れやすい」というのは、本を選ぶ上で重要なポイントかもしれません。本は読んでも実践しなければ意味がないですもんね。

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内容チラ見せ

本書の構成としては7つの章に分かれており、それぞれの章がいくつかのルールに細分化され、全部で50のルールが紹介されています。いくつか印象的だったものを紹介しますね。

その①:『ど』から始まる質問をする

会話を弾ませるために「オープンクエスチョン」をしましょうという話は聞いたことある人も多いと思います。つまり、相手が「はい/いいえ」で答えられるような質問ではなく、相手に自由に答えさせる質問の方が会話が弾むという話ですね。これを聞いてこれまで僕も「ふむふむ」と思ってたんですが、いざ会話に詰まって質問を考えようと思ってもうまく思いつきません。皆さんもそんな経験ないでしょうか?そこで「『ど』から始まる質問をする」というワザの登場です。

  • どう思う?
  • どんな●●が好きですか?
  • どうしたい?
  • どこの出身?
  • 調子はどう?
  • どうしたら?

筆者いわく、”雑談は「『ど』力」で、必ず上達する”とのことです!

気持ちを込めてほめる

これはルール10の「ほめるときは『す・ぐ・き』が、基本中の基本」というパートの一部です。ちなみに

『す』はすぐほめる
『ぐ』は具体的にほめる
そして『き』は気持ちを込めてほめる です。

投げやりな「ありがとう」ではなく、「今日は忙しいのに仕事を手伝ってくれて、ありがとう」。
世界最高の話し方 P,77より引用

実はこれについては僕自身も効果を感じて使ってたんです。例えば急ぎの調べ事を依頼したらすぐに回答のメールをくれた時、返信は味気ない「お疲れ様です。ありがとうございました。」ではなく、「お疲れ様です。急いでいたので迅速な対応、大変助かりました。」のように、一言血の通った言葉を足すことを意識しています。定型文からあえて外すことで本当に感謝していることを伝える目的もありますし、相手の承認欲求を多少なりとも満たしてあげられると考えています。お互い気持ちいいとお互いの仕事にいい影響もありそうですよね。

人は「感情の奴隷」

いくらエビデンスやデータをそろえて、ロジックをどんなに積み上げても、「感情」を動かせなければ、説得はできないし、共感も得られないということです
世界最高の話し方 p,128より引用

心当たりありすぎてビビります。実体験として、言っていることは正論だが、まわりが動かないというリーダーを何人か見たことがあります。やはり人を動かすには一定の信頼関係が必要だし、信頼関係があるからこそ共感を得られ、人は動くのだと思います。本書ではトランプ元大統領がメキシコの移民などを痛烈に批判することで人々に「共通の敵」を作り、支持者たちに「恐怖」や「怒り」の感情を植えつける事で投票へと導いた旨が紹介されています。

まとめ

繰り返しになりますが、この本に書かれていることはほとんどすぐに実践できることばかり。他にも紹介してしまいたいものがいっぱいあります。「リーダーシップは語尾に宿る」なんていうのもあり、早速実践しています。なかなか難しくて、ついクセが出ちゃうんですよね…(あんまり内容言うとネタバレしすぎなんで自粛します!)
他にも僕が付箋を貼った部分はこんな感じ

  • 「そう・だ・わ」を口癖に
  • 相手に「絵を見せる」ように話す
  • 「丸めない数字」でインパクトを出す
  • 数字は「相対的」に見せる
  • 「これは聞かなきゃ」スイッチをオンにする「魔法の言葉」を仕込んでおく

なんか出し惜しみしてすみません…。

せっかく能力がある人でも話し方に品がなかったり、そんなつもりはなかったとしても横柄な印象を与えたりしたらもったいないです。逆に言えば話し方ひとつで相手の印象が変わり、得をすることもあるでしょう。最初にも言いましたが、話し方が変われば印象が変わる。印象が変われば周囲が変わる。周囲が変われば人生が変わる。決しておおげさな話ではないと思います。読みやす本ですので一読しておいて損はない本です。

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