【これ、リーマン攻略本では…?】AI分析でわかった トップ5%社員の習慣(書評)

5.0
いろいろレビュー
父ちゃん
父ちゃん

優秀な人って自分と何が違うんだろう??

ちびざる
ちびざる

どうすれば自分もデキる男になれるかな??

この人優秀だな~って人、会社や取引先に1人はいませんか?なんかすげーな~って見てしまう彼ら。彼らはいったいどのようにして成果を出しているのでしょうか?「あの人はグイグイいける人だから」とか「あの人は天性のセンスがあるから」という風に、真似できない要素があるように思えるかもしれません。しかし、実は効率よく成果を出す彼らの行動にはいくつかの共通点がありました。

その共通点を非常にコンパクトに整理した本がこちら「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」

本書は下記の通り父ちゃんトータル評価が非常に高くなっています。(この評価は思っくそ独断と偏見によるものですが、内容、総量、価格など全てのバランスがよくないとこの点数は獲得できません!)

本書を読み、そして一部でもいいので素直に取り入れることができれば、きっと社内で頭一つ飛び出した存在になれることでしょう。*素直に取り入れる、ココ大事です。

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こんな人に刺さるかも

  • 若手、中堅ビジネスマン
  • 部下育成の立場にあるリーダー
  • 人材育成に携わる部署の方
  • 就職活動中の学生

超独断 父ちゃん的評価

独断的的カテゴリ ビジネススキル
総ページ数 258p
父ちゃん読了時間 7日
父ちゃん的読みやすさ 「読みやすい」
定価 1,500円+税
父ちゃん総合評価 5 out of 5 stars (5 / 5 Piggy-Points in Tooltip)

内容濃いのに読みやすい!かなりの納得感。7日かかったのはちょいと仕事が忙しかったからです。いいわけです :mrgreen:

AI分析でわかったトップ5%社員の習慣

本書が高評価である理由

なぜ僕が(というか多くの人が)本書をここまで高評価しているのでしょうか。僕たちは優秀な人に対して「仕事が早い」だとか「ミスをしない」だとか、なんとなく描いているデキる男像みたいなイメージがあるかもしれません。
しかし本書は、実際のビジネスパーソンが取った行動や言動に基づいて分析をし、優秀な社員が取る行動の共通点を見事に洗い出しています。つまり、なんとなくではなく、しっかりとした根拠とともに明示している点が本書の圧倒的説得力につながっています。
もちろん全部が腑に落ちたかと言われれば、中にはそうではないものも含まれます。しかし、多くのビジネススキル本のように特定の個人の考えではなく、しかも日本のビジネスマンを分析しているという点からも、納得せざるを得ない内容が非常に濃く詰まっています。

具体的な分析方法についてもう少し説明します。本書は企業に対して働き方改革の支援を行っている著者(越川慎司氏)が、25社 約18,000名の社員の働き方を徹底的に調査しています。その方法はデスクへの定点カメラから始まりICレコーダー、GPS、センサー等で行動を調査、更にクラウドサービス、対面ヒアリング、メールやチャット、オンライン会議等についてもデータ収集をしています。(*もちろん社員の許可を得ています)
更にそれをAIと専門家によって分析したところ、「上位5%社員」とそれ以外の「95%社員」とでは行動パターンに違いがあることが判明した、ということです。

まとめると本書が高評価である理由は以下のとおりです。

日本人ビジネスマンの実際の行動を分析し、優秀社員の行動パターンを洗い出したから説得力がめちゃある

内容をもう少し

本書で紹介されている5%社員の五原則と、残り95%社員の行動パターンについて、僕なりの解釈を加えて紹介します。

5%社員の五原則

  1. 「目的」のことだけを考える
  2. 「弱み」を見せる
  3. 「挑戦」を「実験」と捉える
  4. 「意識変革はしない」
  5.  常に「ギャップ」から考える

5%社員は「目的」のことだけを考える

5%社員は「目的は達成しないと意味がない」という認識を持っています。つまり経緯より結果を重視するということ。例えば大きなプロジェクトに対して皆で頑張って努力したが、結果的にモノにならなかった時、95%社員は「失敗したけど、手を抜かず皆で協力してがんばれたからよかった」と考えるが、5%社員は「確かにそうだけど、失敗したということはどこかに原因があったのだ」と考えます。
プロセス重視を逃げ口上にするのではなく、きちんと現実と向き合う。失敗をただの失敗で終わらせずに改善のチャンスと捉え、次に活かすのです。

5%社員は「弱み」を見せる

5%社員は「自分はわからないことがある」「できないことがある」という前提に立っており、常に他者から新しい知見を得ようとしています。また、「行為の返報性(*)」を利用して積極的に自分から先に”give”することでそれを円滑にしています。

これは現代のリーダーにも求められる資質ですね。「すべて俺に任せてついて来い」という昭和スタイルではなく、それぞれの個を生かした人材配置をするには「自分は万能ではない」というスタンスが重要です。

(*)行為の返報性…心理学の一つ。人は何かをしてもらうと何かお返しをしたいと考えるという心理。デパ地下の試食などはこれを利用したビジネスである。

5%社員は「挑戦」を「実験」と捉える

メールやチャットで接する人数、自席にいない時間、移動距離、会議での発言頻度等の解析結果によると、5%社員は95%社員よりも行動量が多いようです。大小に関わらず「すべては学びだ」といろいろ挑戦してみるということです。そして失敗してもしっかり振り返り、失敗の原因を探り、次に活かす。したがって失敗をさほど悪いことだと思っておらず、むしろ成功しても何も学びがないことをマイナスだと考えています。
とにかく経験を大事にするということですね。何事もやってみないとわかりません。大きなミスをしないためにも、小さなミスを沢山しておくというのは本当に重要だと思います。

5%社員は「意識変革はしない」

意識変革が悪いと言っているわけではありません。「意識が変わらないと行動が変わらない」というのは間違いだということです。つまり、「そんなの待っていてもいつになるかわからない。だから先に行動を変えることによって意識を変えていく。」というわけです。
働き方改革など最たるものだと思いますが、半強制的に行動を変えるとなると反発は必ずあります。しかし、次第に反発は収まり結果として良くなることが多いものです。例を挙げると、最初は「早く帰れって言われても仕事が片付かんわい」と反発していた人も今までの自分の仕事のやり方を省みざるを得ず、結果的にだらだらと仕事をしていたものが大幅に効率化されるといったケースです。
しかしながら正論をかざしても人はなかなか動きません。ですから組織で変革を起こしたければ、社内でも一目置かれている5%社員を見つけて彼らから変えていく方が効果的なようです。

5%社員は常に「ギャップ」から考える

目標からの逆算思考であるということです。
足元を局所的に見て仕事をしていては結果的に「できませんでした」「間に合いませんでした」となってしまいます。しかし5%社員は常にタスクを俯瞰的に見ているため、小さな綻びであっても“それによって間に合わなくなるか”や”結果に影響するか”という視点で適宜修正するため、完成度が一定に保たれるのです。しかし成果を残せない人は足元しか見ていないため、目の前のほころびが全体にどう影響するか想像することができず、結果として報告が遅くなってしまいます。

また5%社員は顧客とのギャップ、つまりこちらの供給と先方のニーズとのギャップについても敏感です。事前に情報収集し、顧客のニーズをしっかり把握しているからプレゼンテーションなどの場面でも最短距離で顧客にダイレクトに刺さる提案が可能となります。

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95%社員の行動パターン

一方その他95%社員の残念な行動パターンは以下の通りです。

  1. 作業充実感に浸る
  2. 重要そうな資料を準備してしまう
  3. 作業効率が上がったことに満足する
  4. 多くの情報はネットで検索できると思っている
  5. 問題が起きたら、すぐ解決策を考える

95%社員は作業充実感に浸る

先程『5%社員は「目的」のことだけを考える』の章でもご説明しましたが、95%社員の方は「やった感」に満足をしてしまう傾向があります。したがって、そもそも何のためにこの作業をしていたのかという事を見失いがちです。当然成果物は不十分であったり的外れであったりしてしまいます。

95%社員は重要そうな資料を準備してしまう

95%社員の方は社内の会議資料などに必要以上に時間をかけてしまいがちです。社外、お客様などの体外的なものは別ですが、社内の会議資料などは極論、意味が通じればOKなわけです。もちろん相手にとって分かりづらい資料は困りものですが、ある程度の品質があればOKです。

パレートの法則というものをご存知でしょうか?

経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているとした。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。
wikipediaより引用

これは経済に関わらずあらゆるものにも当てはまります。つまり資料作成において、完成度の80%は20%の時間、労力ででき、残り20%の完成度を高めるために80%の時間や労力を要するということです。
ですから残り20%のために多くの時間を割くぐらいなら、別の仕事や自己投資、休養に当てるほうがよっぽど効率的というわけですね。

95%社員は作業効率が上がったことに満足する

95%社員の方は目の前のたくさんの仕事をこなすことに満足をしてしまいます。ですからその仕事に意味があるのかないのかが、時にないがしろにされてしまいます。これを防止するには「目的意識」が非常に大切です。何のためにやっているのか。チームで言うとビジョンがこれにあたります。ビジョンを達成するためのステップを細かく分解したものが目の前の仕事であるべきです。
例えば「地域でサービスNo.1 の料理店」というビジョンがあるならば、ゴミ捨て一つの仕事をとってもそのビジョンに基づく意識があるべきです。「これをすることでビジョンに近づける」という腹落ちがなければ、もしかしたらその組織にんとってはやらなくてもいい仕事かもしれませんね。(ゴミ捨ては必要ですね。例えがイマイチでした 😳 )

95%社員は多くの情報はネットで検索できると思っている

要するに95%社員の方はネット検索依存度が高いということです。何でもすぐにネットを頼る。インターネットは非常に便利ですが、情報の希少価値はその分薄いです。一方5%社員はネット検索は情報収集のいち手段と捉えています。ですからネットの情報をもとに、一次情報、つまり実際にものごとを体験した人の声や口コミ情報を収集しにいきます。これに関連して、5%社員は人脈が豊富であることもわかっています。

95%社員は問題が起きたら、すぐ解決策を考える

95%社員の方は問題が起きた場合、すぐに解決策を考えます。一方、5%社員の方は問題が起きた原因について考えます。くさ~い匂いがしたら、においを消すのではなく、においの元を探すということですね。こう言うと簡単そうに思えますが、仕事となるとできない人は多い。目の前の問題をとにかく消火することに意識が行きがちです。そうなると本質的な解決には至らず、また同じ問題が勃発するでしょう。

まとめ

以上「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」のレビューをしました。「5%社員」の習慣にも「95%社員」の習慣にも心当たりがあった方が多いのではないでしょうか?
言われてみれば…ということは、頭ではわかっているつもりでも結局はなんとなくであり「明確には理解できていなかった」ということですよね。

ココで紹介したものは本書の中のほんの一部。本書を読んで「やるべき行動を明確に理解」し、素直に取り入れて行動に移すことができれば、かなりの確率で社内での地位を向上させることになるでしょう。
これだけ凝縮された情報を1,500円で買えるなんて、いい買い物をしたなという思いです。
もし「読んでみようかな」と思った方、大切なのでもう一度いいます!

読んだあと、素直に取り入れて行動に移すこと

これが無いと読んでも意味がありませんのでご注意を!!

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