子どもにとって読書がいいって聞くから、
我が子には本をたくさん読んでほしい。
でもなかなか読んでくれないし、当然習慣になんてできない。
どうすれば…
そんな親御さんは多いと思います。我が家も昔はそんな家庭の一つでした。
でも今は違います。
我が家には小学校3年生のお兄ちゃんと幼稚園の年長の妹ちゃんがおりますが、二人とも本が好きで読書を習慣にしてくれています。
この記事では、僕の体験談を交えながら、
「子どもに本を好きになってもらう方法」
「子どもの読書を習慣化する方法」
についてご紹介したいと思います。
小さい頃からの読書量の差は、将来必ず大きな思考力の差となって現れるでしょう。
この記事を読んでいただければ、子どもたちを豊かな人間にする手助けとなることと思います。
関連記事:【人生を豊かにするツール】本を読むってむっちゃいい
もくじ
子どもに本を好きになってもらうのに必要なこと
子どもたちに本を好きになってもらう方法。
それはこの2点に尽きます。
- 本に興味を持たせること
- 読書を楽しませること
なぜなら興味を持ってないものなんて子どもたちは手に取らないからです。
そして楽しくないことなんて絶対続けないからです。
それはなんとなくわかってるんだけどね…
そうですよね。
ではどうすればいいのか。
具体的な方法をご紹介しますね。
子どもに本を好きになってもらう具体的方法
子どもに本を好きになってもらう具体的方法、それは次のようなものがあります。
- まずは親が読書をする
- 読書の喜びを語る
- 本を一緒に選びに行く
- 読書の時間を決める
- 本の内容を子どもに教えてもらう
その①まずは親が読書をする
やはり見たことがないものを急にやれと言われても子供は受け入れられません。
これは大人だって一緒ですよね。
ウチの上の子は小学校3年生。押し付けようとしようものなら「なんでー?父ちゃんだってやってないじゃん」と言われるのがオチですw
子どもにやって欲しいなら、まず親がその姿を見せる事です。
それも楽しそうに。ここ、大事ですね。
「読書しなさい。読書ってのはこうやるんだ。見なさい」なんて押しつけがましく見せてはいけません。
あくまで自然と読書をしている姿を見せる(視界に入れる)のがポイントです。
「父ちゃん何してんの~?」と子どもの方から興味を持ってもらえたらイイ感じです。
その②読書の喜びを語る
これは押しつけがましくならない方がいいと思います。
子どもの方から「なんで本なんか読んでんの~」とか「おもしろいの~」という風に聞いてきてくれたらチャンスです。
思う存分”学びの喜び”を嬉しそ~に語って下さい。
僕は
「本を読んだらお金持ちになれるかもしらん。そしたら欲しいものなんでも買えるやろ?」
という感じの事を言いました。
でも、こうやって読書の喜びを語ろうと思えば、やっぱり親が読書を楽しんでないとできませんよね。
*ごめんなさい。メンテナンス中です
その③本を一緒に選びに行く
本に興味を持ってくれたかなーと思ったら、一緒に本屋さんに行きましょう。
最初はネットよりも書店で実物を見て選んだ方がいいかなと思います。
その方が実感が湧きますし、買う前に子供自身が中身をチェックできます。
大きめの書店だと色んなジャンルや珍しい本があって、ちょっとしたテーマパーク感があってオススメです。
その空間ではもはや「本を買うか買わないか」ではなく「どの本を買うか」が焦点になっています。
選ぶジャンルですが、これは僕個人の主観ではありますが、なんだっていいと思っています。
読みたいものを読ませる。
別にマンガでもいい。まずは本に慣れ親しんでもらうことを目指すのが大切だと思っています。
自分で選ぶという行為は、家に持ち帰ったときのモチベーションに大きく関わります。
でもどうしても決めきれないようなら、その子が好きなジャンル(我が家の場合は虫、動物、恐竜など)で、子どもに薦めたい本を事前に調べておくといいと思います。
「これなんかどう?」と選択肢を与えてあげるのもひとつでしょう。
僕は本は最高の自己投資だと考えています。
ですから本に関してはお金を惜しまないと決めています。
発泡酒はなかなかビールに昇格しないのにね
その④読書の時間を決める
これまでは言わば準備段階。
いよいよ読書を習慣化するための本番に入ります。
まずは毎日の中で読書の時間を決めましょう。
家族全員が読書をする時間です。
我が家では夕食後に10分間の読書タイムを設ける事にしました。
この時間ではもちろん親も読書をします。
こうやって、親も一緒になってそれぞれの本で読書をする時間を作ります。
もし反応が悪いようなら、週一くらいから徐々に始めてみてもいいと思います。
間違っても押し付けて、読書にマイナスなイメージを植えつける事だけは避けたいところです。
我が家では10分を過ぎても読書をやめようとせず、「お風呂に入るのが遅くなる」と妻からクレームが…
というわけで少し早く起きて、朝食後に読書タイムを変更しました。
朝の方が頭も冴えてるし、なんか心にゆとりが出てなかなか悪くない時間ですよ!
ここで大事なのは、あまり長い時間を設定しないということ。
さすがに30分と言われると、大人でもしんどいでしょう。
1日5分でも構わないので、生活の一部にムリなく組み込むことが大切です。
その⑤本の内容を子どもに教えてもらう
子どもが本を読んだら、その内容を教えてもらうといいでしょう。
我が家では「どんなことが書いてあった?」と上の子に聞くと
嬉しそうに「あのね、オオカワウソは家族でウ〇コを塗りたくるんだよ」とか「フンコロガシはくもりの日にまっすぐ歩けないんだよ」と教えてくれます。(このとき彼が読んでいたのは「続々ざんねんないきもの辞典」)
インプットだけでなく、アウトプットの時間を作るということですね。
こうすることで読んだ内容を頭で整理できますし、言葉で説明する事の練習にもなります。
これは大人にも同じことが言えます。アウトプットは大事です。
ここで一つ裏ワザをご紹介。
このアウトプット時間について、第三者から子どもたちに「父ちゃんがすごく楽しみにしてる」という情報を吹き込んでもらいます。
うちの場合は妻にお願いしました。
子どもたちは父ちゃんを楽しませようと一生懸命になってくれます。
時々、妻のスマホからLINEで情報を送ってくれたりしますw
実際、子どもたちが自分で得た知識を嬉しそうに披露してくれるこの時間が、僕は大好きです。
「父ちゃん知らんかったわー」
「また教えてね」
こんな風に声をかけて、次回へのモチベーションへ繋ぎます。
番外編 子どもが本に興味を持たなかったら
でもそんなのウチの子ではうまくいかない気がする…
そう思う方もいらっしゃると思います。
実際ここまでご紹介した内容は我が家の小学3年生のお兄ちゃんのお話。
5歳の妹ちゃんはなかなか思うようにいきませんでした。
本を与えてもすぐにポイと放り投げて別の遊びをします。
まだひらがなもすらすら読めないので無理はないのですが、それでも本を好きになってほしいと思い、考えました。
とにかく興味があるものを
妹ちゃんはポケモンが大好きでした。
いつもぬいぐるみ同士で闘わせています。
ですので当然、本はポケモン関係に。
「テレビ超ひゃっか ポケットモンスター サン&ムーン だいずかん」や「ポケモン ガラルずかん」などは食い入るように見てくれました。
本のよさを感じてもらおう作戦
でも、このままだとそのうち飽きてしまいます。そうなるとウソのように見向きもしなくなります。
僕は妹ちゃんがこの本に飽きてしまっても、「本を読んで知識を得る」ということだけは経験させたかった。
そうしたら本を好きになってくれる。少なくとも本を楽しいものと思ってくれると考えたから。
僕は妹ちゃんが寝ている間などにちょいと予習させてもらい、次の日にこんな風に質問をしてみました。
「カイリキーの重さはどれくらいだっけ?」
すると妹ちゃんは「ちょっと待っててよ」と言ってすぐに調べ始め、仕方ないなーという感じで教えてくれました。
もちろん回答に対しては「そうなんや~父ちゃんカイリキーの半分くらいやなー」「教えてくれてありがとう」を忘れずに。
それからは得意そうに本で得た知識を披露してくれます。
妹ちゃん「トゲピーは何タイプ?」「ヒバニーは何ポケモンでしょう?」
全然わからん…
そうやって本で調べるという体験(インプット)、父ちゃんに説明するという体験(アウトプット)をさせ、本って色んな情報が書いてあっておもしろいんだと感じてもらいたかったのです。(そんな印象持ってくれたかな…?)
まだお兄ちゃんのようにうまくいくかはわかりませんが、今のうちに本に慣れ親しんでおけばもう少し字が読めるようになった時にスムーズに読書に入れるのかな、と思っています。
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まとめ
子どもに読書をさせたいからと言って、ただ本を与えたって読んでくれません。
それは大人も同じです。
だから大人が工夫をして、本に興味を持たせること、そして読書を楽しませるこでと子どもの内なる「やる気スイッチ」を押すしかありません。
僕も数多くの子育てに関する情報を読んできたのでわかることがあります。
それは「子育てに唯一絶対の方法はない」ということです。
ネットに書いてある情報の通りにやったからと言って、必ずしも我が子に当てはまるとは限りませんよね。
もしかしたらこの記事に書いた方法も、世界でウチの子だけに通用した方法なのかもしれません。
でも
- まず親が見本を見せ
- メリットを伝え
- 気分を持ち上げてきっかけを作り
- ムリなくルーチン化させ
- 喜びを実感させる
このポイントは、たとえやり方は変わっても同じなんじゃないかなと考えています。
ぜひ皆さんも子どもと一緒に読書を楽しんでみてください。
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