【あなたに合った機械は？】ヒゲ医療レーザー脱毛の機械 徹底比較＆選び方

ヒゲの永久脱毛に興味があり、クリニックのHP等を見ていると、必ず機械の紹介ページがあります。機械の名前はなにやら必殺技っぽい感じで、波長がどうのこうのとか、正直よくわかりませんよね？でも各クリニックが機械について触れているという事は、それだけクリニック選びにおいて大事な要素だということ。

実はヒゲ脱毛で用いられる機械はいくつかの種類があり、それぞれ色んな長所・短所があります。自分に合った機械を選択しないと、思うように効果を得られなかったり、予想外に時間やお金がかかったりしてしまうこともあるかもしれません。この記事では、実際にヒゲ脱毛中である僕が、それぞれの機械の特徴やメリット・デメリットを説明し、あなたに合った機械をご提案します。ヒゲ脱毛は本当に素晴らしい自己投資。せっかくならあなたの嗜好に合った「機械＝クリニック」選びをし、後悔の無い脱毛ライフを！

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まずは医療レーザー脱毛のしくみ

それぞれの機械を見る前に、まずは医療レーザー脱毛の仕組みをご説明します。医療レーザー脱毛は、その名の通りレーザーを照射し、毛の生える「元」となる部分を破壊することで毛を生えてこなくするものです。代表的なメカニズムについてもう少しだけ詳しく説明すると、照射されたレーザーが毛の黒い色（メラニン色素）に吸収され、熱に代わって毛を通じて「元」である毛乳頭や毛母などの組織を破壊します。

いわゆる美容サロンなどは医療機関ではありませんので、レーザーなどパワーの強い照射を施すことが許されていません。ですからその威力は「元」まで届かず、永久脱毛ではなく『減毛』や『抑毛』といった程度の効果しか期待できません。ここに医療脱毛と美容脱毛の大きな違いがあります。

機械によって何が違うの？

では各機械はどういう点が違うのでしょうか？代表的な違いは以下の通りです。

波長が違う

波長とは、レーザーの山（電磁波のピーク）と山の距離のこと。医療レーザー脱毛では、メラニンに選択的に吸収されやすい波長（755～1,064nm）が使用されています。波長が長いほど肌の奥深くに届きます。

照射ターゲットが違う

レーザーで破壊するターゲットには主に2種類あります。

1.奥深いところ（毛乳頭や毛母細胞などの組織）

毛乳頭や毛母細胞などの組織は実際に毛を作る工場のようなもので、毛の根元のあたりの奥深くに位置します。したがってこちらは波長の長いレーザーを用いて破壊します。

2.比較的浅いところ（バルジ領域）

バルジ領域とは先程の図にもあるように、比較的浅い位置にある領域です。ここには毛包幹細胞と色素幹細胞というこれまた難しい名前の組織があり、これらが「毛を生やせ！」という命令を出していると言われています。比較的浅い位置にありますので、波長の短いレーザーを用いる事になります。

痛みが違う

ここまでご説明した波長の長さ（＝奥深くなのか、浅くなのか）や、ターゲットによって感じる痛さが変わってきます。一般的に奥深いほど痛く、浅いほど痛みは軽度になるようです。

ちびざる

痛いのなんて絶対イヤ。ぼくはバルジ領域に照射する機械があるクリニックにしようかな

ちょいとお待ちを。これだけで機械を選ぶのは危険です。続きを読んで総合的に判断する事をお勧めします。ちなみに、痛みは毛の太さや脱毛部位によってもかなり違います。太くてしっかりした毛の方がもちろん痛く、部位では鼻の下とアゴが痛いようです（僕はちょうど鼻の下とアゴを残して脱毛しているのでラッキーｗ）

脱毛効果が違う

結論的には、今の技術ではバルジ領域への照射よりも奥深くの毛の「元（毛乳頭や毛母細胞）」への照射の方が脱毛効果が高いと言われています。残念ながらそれなりの早さでそれなりの効果を得るには痛みに耐えるしかなさそうです。ちなみに、多くのクリニックには麻酔（有料）が用意されていますので、どうしてもという方も安心して下さい。

日焼けの許容度が違う

医療レーザーはメラニン色素に反応するわけですので、日焼けした肌はその色素にレーザーが反応してしまい、ひどい場合は火傷をしてしまいます。しかし、波長の長いレーザーの場合は奥深くにレーザーが到達しますので、浅い位置にある皮膚のメラニンには反応せずにスルーしてくれます。したがって、機械によってはある程度の日焼けがあっても対応が可能です。

父ちゃん

※ただし、あまりに日焼けしているとさすがに火傷の危険アリと判断され、施術を断られるケースがあるそうです。脱毛期間中はなるべく日焼け対策するに越したことはありませんよ。

機械の種類は大きく分けて３つ

機械は大きく分けて３つの種類に分けられます。

＊この他にも２つが合わさったハイブリッドタイプや医療用IPL方式なんていうのも登場してきていますが、ここでは選択するにあたって知っておきたいメジャーな種類のみを説明させていただきます。

破壊力バツグン!?｜ヤグレーザー

ヤグレーザーは波長が長いのが特徴で、肌の奥の方までレーザーが届きます。積年の恨みのような太くて根深い毛にも効果を発揮する破壊力バツグンのレーザーです。また奥深くで反応する為、肌の表面近くのメラニン色素はスルーしてくれる＝日焼け肌でも脱毛が可能なのが特徴です。ただ、そのパワーゆえに痛みは強くなります。また、肌荒れのリスクは比較的高く、敏感肌の方は注意が必要です。

父ちゃん

とはいえ医療脱毛は医療機関ですので、細心の注意を払ってくれますし、肌のトラブルがあってもしっかりと対応してくれますよ！

波長	1,064nm
ターゲット	毛乳頭や毛母細胞
痛み	(5 / 5 Piggy-Points in Tooltip)
脱毛効果	(5 / 5 Piggy-Points in Tooltip)
日焼け	〇
肌荒れリスク	やや高め
所有クリニック	ドクターコバ ゴリラクリニック メンズリゼ

元祖ヒゲ脱毛｜アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは世界中で最も普及している王道ともいえる機械の一つです。毛乳頭や毛母細胞などをターゲットとし、太くて濃いヒゲでも高い効果を得られるのが特徴です。また、シミやくすみのメラニンにも反応するので、美肌効果があります。ただし、日焼け肌はやけどの恐れがあるのでNGです。

波長	755㎚
ターゲット	毛乳頭や毛母細胞
痛み	(3 / 5 Piggy-Points in Tooltip)
脱毛効果	(4 / 5 Piggy-Points in Tooltip)
日焼け	×
肌荒れリスク	むしろ美肌効果あり
所有クリニック	湘南美容 ドクターコバ

万能で失敗が少ない!?｜ダイオードレーザー

ダイオードレーザーには熱破壊式と蓄熱式の二つのタイプがあります。熱破壊式はバランス型のレーザー。十分な脱毛効果と少ない痛み。産毛などの細い毛にも効果を発揮し、また日焼けに関しても許容度があります。
一方蓄熱式はターゲットがバルジ領域で、とにかく痛みが少なく肌に優しいのが特徴です。でもその分効果がゆっくりなのが欠点です。

	熱破壊式	蓄熱式
波長	805㎚	800~940㎚
ターゲット	毛乳頭や毛母細胞	バルジ領域
痛み	(2 / 5 Piggy-Points in Tooltip)	(1 / 5 Piggy-Points in Tooltip)
脱毛効果	(4 / 5 Piggy-Points in Tooltip)	(2.5 / 5 Piggy-Points in Tooltip)
日焼け	△（多少なら大丈夫）	〇
肌荒れリスク	アトピーなどにも可	幅広い
所有クリニック	ドクターコバ ゴリラクリニック メンズリゼ	ゴリラクリニック 湘南美容 メンズリゼ

あなたに合った機械は？

以上の特徴を一覧にまとめるとこんな感じです。

	ヤグレーザー	アレキサンドライトレーザー	ダイオードレーザー（熱破壊式）	ダイオードレーザー（蓄熱式）
波長	1,064nm	755㎚	805㎚	800~940㎚
ターゲット	毛乳頭や毛母細胞	毛乳頭や毛母細胞	毛乳頭や毛母細胞	バルジ領域
痛み	(5 / 5 Piggy-Points in Tooltip)	(3 / 5 Piggy-Points in Tooltip)	(2 / 5 Piggy-Points in Tooltip)	(1 / 5 Piggy-Points in Tooltip)
脱毛効果	(5 / 5 Piggy-Points in Tooltip)	(4 / 5 Piggy-Points in Tooltip)	(4 / 5 Piggy-Points in Tooltip)	(2.5 / 5 Piggy-Points in Tooltip)
日焼け	〇	×	△（多少なら大丈夫）	〇
肌荒れリスク	やや高め	むしろ美肌効果あり	アトピーなどにも可	幅広い
所有クリニック	ドクターコバ ゴリラクリニック メンズリゼ	湘南美容 ドクターコバ	ドクターコバ ゴリラクリニック メンズリゼ	ゴリラクリニック 湘南美容 メンズリゼ

以上、機械の特徴をご説明しました。痛みの強弱や日焼けNGだったりある程度大丈夫だったり。あなたの性格やライフスタイルなどを考慮し、値段以外にも機械にも注目してクリニックを選択してください。ただ、機械が最優先事項ではないと僕は考えています。「コレ！」という風に絞るのではなく、「コレかコレならどちらでもOK！」や「コレとコレ以外ならOK！」という風にざっくり絞っておくと総合的な判断ができると思います。

ちなみに僕としては、特別な事情やこだわりの無い方はアレキサンドライトレーザーかダイオードレーザーを選択しておけばまず間違いないのではないかなと思っています。実際、僕自身はダイオードレーザーで一度も麻酔なしで劇的な効果を実感していますよ。

一方、蓄熱式ダイオードレーザーのようにバルジ領域をターゲットとする機種ですが、こちらは比較的新しく登場した技術です。口コミ等を見ていると、どうも効果を得るのに時間がかかりそうです。回数無制限のプランを選択している方ならまだしも、回数制限がある方は確実に効果を実感できる機種を選択する方が精神的によさそうですね。