プレゼン上達の必読書【書評】スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則

いろいろレビュー

文字通り世界を変えた『iPhone』
こやつが登場したとき、あの瞬間から世界が劇的に変わりました。

人々の生活が変わり、
それに伴って様々なサービスが変わり、
ビジネスが変わりました。

あのスティーブ・ジョブズがiPhoneを発表したのが2007年
もうすぐ14年の月日が流れようとしています。

でもあの時のプレゼン、まだ脳裏にあの場面を思い浮かべることができます。
iPodをポケットから取り出したところも、
MacBook airを茶封筒から取り出したジョブズの顔も。

私は特別スティーブ・ジョブズのファンだったわけでも
強いあこがれを抱いていたわけでもありません。
もちろん素晴らしい功績を残した偉大な方だという
認識はありましたが、それ以上でも以下でもない遠い存在でした。

しかし、仕事でプレゼンテーションを行うことがしばしばあり、
「もっとうまくなりたいな」
「何かいい教材はないかな」
と探していた時に見つけたのが、この本でした。

「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則」

 

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どんな本なの?

まずは実際のプレゼンを見ていただくのがよいかと思います。

これまで何気なく見ていましたが、このプレゼンにも
色んなエッセンスが隠されているんです。

ジョブズがいかにして聴衆を、そして世間を驚かせることに
注力していたか、その秘密を事細かに解説してくれています。

まんまとジョブズのプレゼンが記憶に焼き付いていた私は
気になった部分が多すぎて、上の写真のように
ふせん地獄になったのであります汗

こんな人に刺さるかも

・プレゼンがうまくなりたい人
~仕事だけでなく、結婚式などの余興を控えてる方なんか最高かも!~
・ジョブズのあのプレゼンの裏側を知りたい人
・ジョブズのファン

内容をもう少し

ジョブズのプレゼンがなぜあれほど印象に残るのか。
私が感じたポイントは以下のとおりです。

スライドが至ってシンプル
数字が象徴的
魅せ方をよくよく考えている
ジョブズ自身が楽しんでいる

スライドが至ってシンプル

会社でよく見るスライドを思い出してください。
ジョブズのものに比べて、もっとごちゃごちゃしてますよね。
もちろん用途やプレゼン対象の違いということもあるでしょう。
でも、ここってすごく見習うべきポイントがあると思うんですよね。

スライドってよく「1スライドに1メッセージ」と言いますよね。
私もそれは強く意識していたし、
情報を詰め込みすぎる部下にもよく指摘します。

それでも、やっぱり自分のスライドはごちゃごちゃしてた。
ジョブズのスライドは「1メッセージ」
まさにそれだけ
なんです。

数字が象徴的

数字の表現方法にもこだわりが見られます。
iPodのコピー「1000曲をポケットに
これ秀逸すぎませんか?

「容量が5GBで、しかも小さいからポケットに入ります」
なんて言われてもピンとこないし、
なんか小難しいですよね。
つまりおもしろくない⇒印象に残らない

魅せ方をよくよく考えている

先ほども述べた
iPodをポケットから取り出したシーン
MacBook airを茶封筒から取り出したシーン

これらも、見せ方(魅せ方)が実によく考えられています。
どうすれば聞き手の印象に残るのかを
徹底的に考え抜いたのがあれらの演出なのです。

ジョブズがMacBook airを茶封筒から取り出すシーンをご覧ください。

「めっちゃ嬉しそう!」じゃないですよ!

茶封筒に入れるというわかりやすい演出もそうですが、
本体の「薄さ」がよくわかるように取り出し、
そして聴衆に見せてますよね。

何気なくしているように見えますが、
実はコレ相当練習しているそうです。

確かに私なら「茶封筒から取り出して薄さアピール」という
ポイントだけ頭に入れてプレゼンに臨んでしまうと思います…
そしてその場で「もっとこうした方が見やすいかな?」なんて
考えながら本体をくねくね動かすと思うんです。

でもジョブズはそうはしない。
自身を動画で撮影し、本番のカメラの位置、
照明の当たり方からタイミングまで
細部にこだわって何度も何度も、時に数時間にも及ぶ
リハーサルを行うそうです。

このことを知ったあとで見ると、
確かに動きが洗練されてますよね。

壇上を自由に動く部分と
製品のPRポイントを押さえた見せ方のメリハリ

降参です!

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ジョブズ自身が楽しんでいる

そして何より、ジョブズ自身がその場を楽しんじゃってるんですよね。
本書にも触れられていますが、プレゼン中の機器トラブルさえ楽しむ。
だからアドリブで乗り気れるし、なんなら聴衆がトラブルに
気付いてさえいないなんてこともあるそうです。

プレゼンターがガチガチに堅苦しく話をすると
聞き手も固くなってしまって構えてしまう。

でも楽しそうに話しているとワクワクするし
自然と場の空気がよくなるという効果もあるんじゃないかと
想像します。

そこまで考えるかー。なるほど…

さいごに

私たちはスティーブ・ジョブズにはなれません。
仕事の大事なプレゼンに、黒のシャツとジーパン、NewBalanceで
登場したら殺されるでしょう笑

でも、彼を遠い存在だと決めつけて学ぶことを放棄してしまうのは
とてももったいない
ことです。

ここでは私が大量に貼ったふせんの中から
私が感じたポイントをお伝えしましたが、
ぜひ皆さんも手に取っていただき、
あのプレゼンの裏側をのぞいていただきたい!

いい意味で日本人日本人していない、
印象に残るプレゼンができると思います!!

 

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